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前に告知していた 雲雀さんと獄寺くんのオヤジ編です!
ちょこっっとだけ 抜粋してみました うふっ!
本人がいないとこで いろいろ噂話しあう話って
好きなんですよー 実は‥
(だが しかーし R18部分が後半 ちょいあるので お気を
つけて下さいねー ってゆーか ブログに 載せても良いのかな?
これ? 載せてから 心配に…)
「おー跳ね馬。なにしてんだお前?」
そしてディーノの返事は聞かずてを振って何か言おうとしているのをシャマルは止めた。
「あーーはいはい。どーせ愛しの子猫ちゃんでも会いにきたんだろ?まめだなあ、お前」
自分の事は棚に上げ、何度もイタリアから雲雀に会いに来るディーノを褒めているつもりだった。がディーノは微妙にイヤな顔で溜息を付く。
「子猫ちゃんなんて、恭弥の前で言うなよ。そう言うシャマルこそまだ保健室にいるのか?生徒はほとんど帰ったんだろう?」
変なところで合ったと思いつつ、ここがシャマルのテリトリーの前だということを思い出した。
「ん~?まあなあ。実はちょっと用事があってあいつをまってんだがな……。一向に来やしねえあのバカが!!」
「それより 実のところ どーなってんだ お前らは‥」
「えっ…!?じ、実のところって、なんだよ、そりゃぁ…?」
かなり狼狽えつつ、少し後退。
「のわーっ!!」
ドスンッ!
そして定番のごとく転ぶディーノ。
シャマルは相変わらずのディーノにあきれ顔で頭を抑える。
「リボーンもボヤいてたぜー あいつを‥ 雲雀恭弥をへなちょこに
託したのは まちがいだったってな‥」
「それよりさあー お前の趣味って あんな感じだったっけ?俺ゃーそっちの
ほうが興味あんだけどなあ どーなんだよ ?」
「リボーンが?……ったく、余計なこと言いやがって」
一呼吸置いて腰に手を当ててまま「変な事ばっか言ってんなよ」と呟く。
「そう言うお前はどうなんだ?確か…スモーキンボムを可愛がってるって聞いたぜ。……風紀委員の情報だけどなぁ」
にやり。
してやられてばかりのディーノではない。
自分のことはさておき、シャマルの噂を聞いてみる。
コレは雲雀が草壁から聞いた情報と同じだが、シャマルにしろ獄寺にしろ何処までこの噂が広まっているかは、流石に知らない。
だが、からかいのネタには丁度良い。
そんなディーノの考えなど知るよしもないシャマルは、自分たちの噂がやはり気になっていた。
〈まあへたに隠してもしゃーないか…。それより事実がひん曲がって広がっちまうほうが怖えーよなー〉
暫く考えたあと、ポーズを取った。
「まあ~なんだあー…その、俺も歳くったってゆーか……魔が差しちまったってゆーか。一昨日の晩、あいつを泊めた…。ほら、酒もちーとばかし……入ってたしな」
シャマルは頭をかきむしりながらバツが悪そうにディーノの顔を見れず肩をおとしながら言った。
「は!?」
ディーノはアホ見たく口を開けてシャマルを見た。
「魔が差した?って聴こえたが…間違えじゃねぇよな?」
思わず日本語の辞書らしきモノを、頭の中に引っ張り出す。
『魔が差す』──── 一瞬、判断や行動を誤る。出来心を起こす。
「スモーキン…それ、分かっていたのか?……酒が入っていてだなんて、言い訳にもなんねぇーぞ」
かなり真剣な表情で、シャマルを問いつめる。
(魔が差して抱いたなんてこれが恭弥だったら、容赦なくトンファーの餌食…いや、咬み殺されているな)
やはり考えるのは愛しい凶暴な子どものこと。
ディーノはこんな感じだから、シャマルも似たようなんだと思っていた。
だが、やはり育った環境も歳も違うからか、そこら辺は同じにはなり得ないようだ。
「だーかーらーそのヘンのところをだな……いろいろ…話そうと思って待ってんだろーが気ィーの短いこの俺がだぞ!跳ね馬!」
注意される点は分かっていた。だが、シャマルも変なところは素直になれない。大人は皆、難しい生き物なのだ。
「そーゆうお前の方だってどーなんだよ?ちゃんとこっちの法律にひっかからねーよーにしてんだろーなぁ?…って俺がいっても説得力ねーか……はは」
「話して分かると思うか?相手は子どもだぞ。……お前が悩んでいるのに、俺が簡単に恭弥に手を出せると思うか?……許して貰えたのは、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キスまでだ」
顔を赤くしながら言ったが、やはり恥ずかしい。
「それにシャマルらしくねぇなぁ。…マフィアに法律なんて、関係アリマセン~って…分かってんだろ?」
「わりー お前がマフィアのボスだってこと 時々 忘れちまうからさ 俺」 (笑)
「しっかし いくらなんでも キスまでって‥なあ‥
ある意味 お前の事‥尊敬するよ 俺ゃあ」
「だがなあ~ ヘタすりゃ のちのち 誤解をまねかねえか それはよ」
「ほめてるのか、けなしてるのか、どっちだ?…恭弥は、恋愛の意味も分かってねぇからさ。…なぁ、今法律云々の話になったけど、俺は恭弥が18になるまではガマンするつもりだぜ」
肩を竦めて、
「誤解も何も、俺はタダの『強いヤツ』だからな。少しシャマルが羨ましい」
本音を言って、手近の椅子を引っ張ってくると、腰をドカッと下ろす。
「だがなシャマル。人のことばかり気にして居られるのも今のうちだぞ。誤解を招かないって言ったが、ちゃんとスモーキンボムに告白したのか?それこそ誤解されるぞ」
真剣だと思ったからこそ、ディーノは本音をさらけ出した。
変なところでお互い相手の気持ちが分かってしまう。
「告白…か」
その途端シャマルの頭に一昨日の夜のことが思い出された。
「いっ…いっ痛ーー」
その痛みを獄寺はある程度は覚悟はしていた。
シャマルがどれほど解していてくれていたにしても、やはり狭すぎる。ローションを使ってもシャマルのそれは先しか入らず快感を得るには程遠い。
「……大丈夫かよ、隼人?だから言ったじゃねーかよ。まだムリだって。ったく、手間焼かせやがって……いいから抜くぞ」
そう言ってシャマルは獄寺の中からソレを引き抜こうとした。
「はあ、はあ」と獄寺は苦しそうに胸で息をしながら、力のない手でシャマルの腕を掴んで言った。
「大丈夫だから…俺。我慢…できるし、こんくらい…だからっ、抜く、なよ…」
痛みに堪える笑顔が、愛しくてたまらない。
「隼人……お前…」
ずっとこのまま、獄寺を自分の腕の中に抱きしめていたいと、切に願った。だが、そんなことが叶うはずもない。
「もっともっと……シャマルと、繋がっていたい…俺…」
頬を伝う涙をそっと手で拭ってやるしかできない自分を、歯がゆく思う。
自分がこんな人間でなければ、とうの昔に獄寺を自分のモノにしていたかも知れない。小さい頃からずっと側に置き、一時たりとも離れたりしない。
だがそれが出来ないことだからこそ、ここまで愛しさが募った。
『愛してる』
口に出しては言えないが、心の中で何度も何度も名前を呼び、愛を囁く。
その声が伝われと────願って。
そして気が付けばやはり、傷つけてしまてっていた。
あれ程優しくしてやったが、やはり何かを入れる場所ではないところに、入るはずのない大きさのモノを無理に入れれば、傷が付くのだ。
真っ青な顔で眠る獄寺の髪をそっと梳いてやると、涙をためたままの目から滴がこぼれ落ちる。
「隼人……」
名前を呼べば唇が薄く開き、浅く呼吸を繰り返す。
そんな獄寺を見て、生きていることをシャマルは嬉しく思った。
今更だけれども本当にムリをさせたと思う。初めて抱ける嬉しさから、手加減が出来なかった。最悪な大人だ。
最初は気付かってたつもりだったが、結果次の日起きあがれなくなるほど。
獄寺の体を傷付ける事をしてしまったのだ。